awntan_52のブログ

あんなこと、そんなこと、どうでもいいこと。 気まぐれに書いてます。

読書の秋だけど

他者のブログを読まない面白さ

f:id:awntan_52:20150926112203j:plain 読書の秋だ。たくさんのブログや本を読んで、自分のブログを書くときの参考にする人もいるだろう。実際、文章が上手くなるにはどうしたらよいか、という問いに多読を勧める先達も少なくない。

しかし私は多読が必ずしも面白いエントリを書くことにつながるとは考えない。面白さは新しさ、独創性にあるからだ。他者の書いたエントリを発想の種にすることは有益だが、種を自分のブログにそのまま蒔いても目新しさという花は咲かない。

目新しい発想は自分の頭で考えることでしか生まれない。他者の考え、方法論を自分なりの表現で書くこと、これは整理、要約である。読み手の役に立つものだけど発想とは別のものだ。

面白さ、目新しさの根本は、書き手の「創意」にある。創意とは、それまでの考え方、しきたりにとらわれず物事を新しい見方で作り出す心の動きをいう。「創」には「つくる」という意味だけでなく「壊す」という意味も含まれている。天地創造、創世には、ノアの洪水をはじめとした破壊が伴う。

役に立つことと面白さは、どちらも他者を喜ばせる大切な要素だけど、同じものではない。個性の強い人は他者のブログや本を読んでも影響を受けず、独自のものが書けると思う。自分の考えを創発するきっかけにもなるだろう。

一方で、影響を受けやすく感化されやすい人は、あまり他者のブログや本を読まない方が良いかもしれない。そこに書かれている内容に、どうしても引っ張られてしまうからだ。似たものを書いてはいけないというわけではないが、そこにあなたなりの視点、見方があるかどうか、ここに意識を向けた方が良い。

そうした意味で、あまり他者のブログを読まない人は、独創的なエントリを書くことが多いように観察される。これは結果として、自分の頭に発想されたものだけで勝負しているからだろう。

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